『アトランティック・レコードを創った男 アーメット・アーティガン伝』が発売

原書の方は2012年の11月発売なんで意外と早い日本語版の発売でしたね。
(勿論原書も翻訳もまだ読んでいません)

アーメット・アーティガンについては90年代に『アトランティック・レコード物語』っていう本が出ていてちょっと話題になりましたが絶版の様ですね。

彼は70年代以降はR&Bへの興味は薄くなってロック・ミュージシャンへ傾倒していくんですよね。ストーンズだったりレッド・ツェッペリンだったり、フォリナーだったり、ジェネシスだったり・・・。R&Bファンだと後半ははっきり言って面白くないんじゃないでしょうか?

ローリング・ストーンズキース・リチャーズが帯の推薦文書いてますね。

「お見事。」

ちなみに原書のほうの推薦文です。

“Ahmet Ertegun was a man who loved his music and wanted others to hear what may otherwise have gone unheard. . . . We first met when the Stones signed up with Atlantic. The stories began to flow and a lot of them are in these pages. Robert Greenfield has done a masterful job of relating them. . . . I shall miss Ahmet. He was a great man and a great friend!”

アーメット・アーティガンはストーンズをデッカ・レコードから引き抜くにあたってわざわざサブレーベル「ローリング・ストーンズ・レーベル」を作ったし、アーティガンが死んだのはストーンズのコンサートのコンサートのバックステージだからR&Bミュージシャン以外ではストーンズはかなりアトランティックには関係が深いと思います。

ただ個人的にはジェリー・ウェクスラーとの仲違いやリーバー&ストーラーとのレッド・バードの一件がこの本でどのように書かれているかが興味あるんですけども。